「着物美人(向日葵)」

この花は、向日葵です。私は白い花が大好きで、次に好きなのが薄いピンクや水色。選ぶのはたいてい淡い色です。

そのため向日葵のように大きさがある黄色い花を描くことは殆ど無い。はず、だったのですが、なぜか向日葵の絵を描く機会が集中して訪れた時期がありました。

向日葵が大好きでこういう向日葵の絵を描いてほしいと言う注文が2年間で3件来たからです。びっくりしました。それにあまり描いたことがない花ですから、スケッチしに行ってじっと観察することから始めました。

そうしたら、向日葵ってホントに回るんですね、太陽の動きに合わせて。

他の植物も勿論動いてはいるのですが、向日葵ほどでないんです。そうして何日もスケッチに通ううちに向日葵が大好きになってしまい、花屋で新種の向日葵を買って来たり、花の形や葉の形をアレンジして自分なりの花を創ったりして楽しむようになりました。

左の着物は、朝顔の花部分を大胆に意匠化した柄。右の着物は雪輪に笹を一部取り入れた柄。私はあまりハッキリ柄を描き込まず、描いても仕上げの時わざと塗らなかったり一部消したりしているのですが、どうしてそうするのかは、自分でもよく分かりません。(^。^)だから聞かないで。

そしてこの着物は浴衣の設定ですが、帯は優雅に少し長さを出した崩し文庫。でも草履は白で少し高さのある物を履かせ、結い上げた髪型でよそゆき感を出しています。

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